ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
マジな気持ち
◎優衣



「おはよう、優衣。」

「よっ!!」





一晩寝て、いつも以上にスッキリしてる。





でも違うモヤモヤというか…未経験な気持ちが生まれたわけで…。





大広間に向かってると、駿と鉢合わせた。





「駿…お、おはよ!」

「おう。」





やべぇ。




なんかいろいろやべぇ。






朝飯の間は何も喋れなくて…。





組員の人に心配された。






それから、ハルに車に乗せてもらって学校に向かう。






「車…いいのか?」

「ん?あぁ、うん。あたしは今を大切にすることにしたからな!!過去なんか捨ててやる。…駿に助けてもらった。」

「そうか…。」





嬉しそうに笑ったハル。




いつもの機械みたいな顔から、人の顔になった。






「ハル!!お前ぜってぇ今の顔のがいいって!!人間になった!!」

「…ケンカ売ってんのか?」





素直に褒めてやったのによ…。






校門の前で車から降りて、教室に向かう。






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