ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
「優衣!!」

「あ、汐莉。よぉ!!」





汐莉と話ながら歩いてると…。





「麻野優衣…。」





また囲まれた。




なんで囲むかなぁ…。





「汐莉。」

「はいはい。」

「………殺っちゃっていい?」






一斉に向かって来たどっかのチーム。




名前知らねぇから弱いと思ったけどそこそこ強い。





でも…まだまだ!!





「…はい、終了〜。」

「待て…まだ…。」





1人があたしの足首を掴んだ。






「しつこいなぁ…死にたくないだろ?」





あたしがそう言うと手を離した。




また校内で目立っちゃったし。





「汐莉〜。」

「お疲れ。最後の怖かった…。」

「え?普通に言ったけど?」

「普通…。」





また気づかねぇうちに普通じゃないことを!?





やべぇな…普通って難しい…。





あ、そうだ。




汐莉なら、あの気持ちのこと知ってっかも!!





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