ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
その瞬間、また下を向く。





つまり、優衣の好きな相手は俺で?




俺が好きなヤツいるって言ったから最後まで強がろうとしたわけ?





やっべぇ…。





カワイイ…。





俺は優衣を抱きしめた。






「んだよ!?触んな!!」

「は?好きな女抱きしめて何が悪い?」

「すっ……え?」





アホ面で固まる優衣。




バカだ。






「だから、俺の好きなヤツってのは、お前!!」






思ったより恥ずかしい。






絶対今、顔赤いよな…。






「は?待って…駿があたしを好きで…あたしも駿が好き…?」

「そういうことだな?」

「っ……バーカ!!」





そう言って俺に抱きついてきた優衣。




なんだよ、コイツ…。





カワイイことばっかしやがって。





まぁ、とにかく。





両想いってことで。






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