Miracle
「えっ!あたし?」


想像していたYUとのあまりのギャップに声が裏返ってしまった。


『おめぇしかいねぇーだろーが!』

「………新井氏(アラアシ)梓…」

『ここで何してんねん』


……………


何秒か沈黙が続いて梓が口を開いた。


「あのーとりあえず服もらえ……ません?」


YUの顔色を見ながら言った。


『………』



やばい!

怒っちゃった?



………バン!

「あっ!ちょっと……」


トランクのドアを閉められてしてまった。

ちょっとするとピンクの紙袋を持ってYUがやってきた。


「わざわざ買って来てくれたの!」

「ありがとう!」
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