Miracle
第3話
「うーん………うわっ!」
「何ここ!」
あっそうかぁー
YUの家に泊まらせてもらってたんだ
ぐぅー……
「もう朝かぁーてかお腹すいた…」
そう思っているとドアが開き梓に強い光が差し込んだ。
中からは、サンドウィッチを持ったYUが現われた。
「ありが……」
『お前のちゃうわ』
そのまま梓の手首を引っ張り家の外へと連れ出した。
「ちょっと痛いって!」
『タクシー用意したからそれで帰れ!』
「えーぇ!」
『えーぇ!ちゃうわ!はよ乗れ』
無理矢理梓をタクシーに乗せようとした時。
「やっぱりな!」
『えっ?』
後ろからKAZUが腕を組みながら、現われた。
「何か変だと思ってたんだよなー」
「コンビニ行って手ぶらで帰ってきたり、風呂場から携帯が鳴ったり!」