Miracle
第3話

「うーん………うわっ!」

「何ここ!」



あっそうかぁー

YUの家に泊まらせてもらってたんだ



ぐぅー……

「もう朝かぁーてかお腹すいた…」


そう思っているとドアが開き梓に強い光が差し込んだ。

中からは、サンドウィッチを持ったYUが現われた。


「ありが……」

『お前のちゃうわ』


そのまま梓の手首を引っ張り家の外へと連れ出した。

「ちょっと痛いって!」

『タクシー用意したからそれで帰れ!』

「えーぇ!」

『えーぇ!ちゃうわ!はよ乗れ』


無理矢理梓をタクシーに乗せようとした時。


「やっぱりな!」

『えっ?』


後ろからKAZUが腕を組みながら、現われた。


「何か変だと思ってたんだよなー」

「コンビニ行って手ぶらで帰ってきたり、風呂場から携帯が鳴ったり!」

< 17 / 18 >

この作品をシェア

pagetop