だけど君が愛しくて



今までしまってた思い出が、いっぱい溢れだす。



「会いたいょ‥‥先生‥」



今でも、ぁたしはまだ先生が好き‥‥‥。









「行ってきます」

慣れないローファーに足を通す。


昨日から通学路も、制服も、何もかもが変わった。


今日から授業が始まる。


まだ教科の先生とか、学年の先生の説明を受けてない。
今日、するみたい。



「ういーっす☆憂~♪♪」



電車の中で、詩歌に会った。

「‥‥詩歌、だじゃれやめて」


「うはっ☆バレたぁ」


チャラける詩歌に、頬を膨らませて怒ったフリをする。


「まぁまぁ♪ ってか憂~今日先生発表だね!!」


「ぅんっイケメンばっかだといいね~」


「憂、また恋とかしないでよ~??」


「なっ!失礼な!! ぁたしは、雄だったから好きになったのっ」



「ん~まぁ永井ってすっごいモテたよね!!ナツかし~」



「ナツかし~って、過去の人みたぃに言わないでよ~ でもね!!昨日、詩歌と別れた後会ったンだ」


「っえ!? いたの??地元に??」



昨日の出来事を、ざっと詩歌に話した。


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