詐欺制服
「えっー!?琢磨また浮気してたの?」
「わかんないけど、多分」
「分かんないって琢磨から聞いたんじゃないの?」
「うん」
「じゃあ、なんで?」
「制服…」
「えっ?」
「制服拾ったの、琢磨の家で」
「まさかの!?」
泣きそうになるあたし
「絶対やっちゃってるじゃん」
あたしは顔をあげた
蘭は慌て頭を下げた
「ごめん、由美子」
「…ううん、話せただけでもすっきりした」
蘭の言葉にはショックだったけど
あたしはほんとに少し楽になれた