詐欺制服
あたしの家にきて
数分しゃべった後
蘭に制服を渡して
あたしは蘭を駅まで
送ることにした
「蘭、気をつけてね」
「うん!わざわざありがとう!琢磨と話し合いちゃんとしなよ」
「うん!」
蘭はあたしに軽く
手を振ると
歩いていって
しまった
「蘭!」
思わず呼び止めた
「ん?」
蘭が振り返る
「なんでもない、気をつけてね!」
「うん!」
蘭は歩いて行った
あたしも自分の家に
向かった
でもなぜだか
蘭が心配になった
なんでだろう?
あたしは疑問を
抱きながら
帰り道をひたすら歩いた