詐欺制服

「蘭!?もしもし?」
















『か…ぇ…して』






あたしは声も出さずに
携帯を投げた





息が荒れる


「…由美子?」


お母さんが不思議そうに
みていていたので
あたしはもう一回
携帯を取って
耳に当てた


「蘭?」




『ふふふふ…』



「誰なの!?」


『かぇ…せ』


「えっ?」


『かえせ!!!!!!!!』


あたしは驚いて
電話をきってしまった



そしてまたニュースを見る







蘭…




でもあたしの目からは
涙もでなかった
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