危険なペット様との関係
見て、みる…?
ユウの言ったことが理解できずに、素っ頓狂な声がでてしまった。
「ったく、どっから声だしてんだよ。」
「ゔ…」
「どうせなら、もう少し女らしい声だせねーの?」
おっしゃる通りです…
なんだか恥ずかしくなって俯く。
「はぁ。……そんなに心配なら、店に見にくれば?」
「え?いい、の…?」
顔を上げて聞き返すと、ユウは返事の代わりに、ニコッと笑ってあたしの頭をぐしゃぐしゃに撫でた。
いい、ってことだよね?
嬉しくなって、歩くスピードが自然と速くなる。
「…どっちが飼い主なんだか。」
握っていた手を引っ張りながら早足で歩いていると
後ろでユウがなにか呟いた。
「ん?なんか言った?」
「別に?つうか、道。…こっちなんだけど。」
「わわ、わかってるってば…!!」