危険なペット様との関係
「…はい、出来上がり。」
「わぁ…!」
彼が作ってくれたのはオムライスだった。
お店で出てくるような出来栄えのものがテーブルに並ぶ。
「いただきまーす!」
パクっ。
「おいし…美味しいです、これ!!」
「俺が作ったんだから当然。」
な…なにその自信…
彼は得意気に、あたしの向かい側の椅子に腰掛けて食べ始めた。
美味しいよ?美味しいけど…
「…なんかムカつく」
「何か言った?」
「いいえ!何でもありません!!」
なんだかやっぱり、さっきとは性格が違う気がする。
さっきは僕、って言ってたのに…