危険なペット様との関係
月舟さんの力強い瞳が、あたしを捉えた。
「で、でも…あたしは……」
そんなに強くないっ…
ユウに嫌われたのがわかってて想いを告げられるほど
強くないから。
「…なら、早く離れるべきです。
自分を守ることでしか愛を伝えられないなら………離れるべきです。」
「それ、は…」
月舟さんの真っ直ぐな視線に…
真っ直ぐな言葉に…
胸が痛む。
ユウのこと
自分を守るよりも好きなはずなのに
何を躊躇ってるんだろ………
ユウよりも守りたいものなんて…
「あたしは………
ユウが好きです。」