危険なペット様との関係
苦しくて、頭がぼーっとしてくる。
口の中に彼の甘い吐息が侵入してきた。
やっと離れた彼の唇の合間で、あたしは彼に文句を言う。
「な…何するんですか……っ!」
「何って…俺のこと知りたいんでしょ?」
「だ、だからって…」
「カラダから知る、ってどう?」
し…信じられない
無理矢理、唇を奪っておきながら平然とそんなことを言いのける。
それに知りたいって…
そういう意味じゃないでしょ…!!!
「出てってください!」
「え?なんで?」
「なんでって…当たり前じゃないですか!!」
「…あれ?怒っちゃった?」
「当然ですっ!!!」
「ふーん…」
そっか、と彼は呟いてあたしから離れた。