危険なペット様との関係



少し不服そうに納得してくれた蒼空君と



やっぱりこっちも少し不機嫌な萌香に笑顔で手を振って見送ったあと。



あたしはホッと息をついてから、中居さんに案内された部屋へと入った。



「えーっと…」



とりあえず、持ってきた洋服をかけておいて…



一応、海だし水着持って……






〜♪



水着を手にとったところで、あたしの携帯が鳴った。



「…え?」



ユウ?



なんだろ?
まだあんまり時間経ってないのに…



不思議に思いながら新着メールを開く。





“水着は着るな。”



……タイミングよすぎるよね…



まぁ、気にしないで着ちゃえばいいんだろうけど…



あたしは最後の一文を見て、手に持った水着をカバンに戻した。






“他の男に奈央の水着姿、見せたくない。”



「…ばか」











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