危険なペット様との関係
そのまま部屋の鍵を渡されて
精一杯の抵抗をしてみたものの、呆気なく部屋に着いてしまった。
そこでやっと、今まで掴まれていた右手が解放される。
「ぁわわわ…っ」
でも次の瞬間には、あたしの身体はフワッと宙に浮いていた。
怖くなって、思わずぎゅっと目を瞑る。
キシッ…
ベッドの軋む音がしてゆっくり目を開くと、あたしの上にユウがいた。
少し怒ったような目であたしを見る。
どうしたらいいのかわからなくなって、あたしは目を背けた。
「ひぁ……ん…!」
熱っぽい舌があたしの首筋を撫でる。
抵抗したくても、両手はいつの間にか頭の上でユウに押さえられていて、身動きがとれない。
「ゆ、ユウ……やぁ…ん」
舌がキスに変わって、首筋に何回も唇を落とされる。
ユウの顔が上昇して、あたしの唇を奪った。