危険なペット様との関係



ホテルの部屋には、あたしの甘い声と、服の擦れる音だけが響く。



自分でも信じれらないぐらいの甘い声に、身体が熱くなる。



顔を背けたくても、ユウがそれを許さない。



段々と深くなるキスに意識が朦朧としてきたときだった。



「ッ…!」



内股をユウの指が撫でた。



ビクッと身体が反応する。



ユウがスカートを捲り上げる。



「ちょ…だ、だめだってば…!!!」



ユウはただ黙って、あたしを見つめる。



「っ…あ……」



そして、ユウが顔をうずめた瞬間、首筋に鋭い痛みがはしった。



顔を上げたユウと目があう。



あたしを見たユウが一瞬だけ、目を見開いた。












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