危険なペット様との関係

「そのまさかだけど？」


「嘘、でしょ…？絶対無理だから…っ！！！」


「何でもするって言ったのは奈央だよね？…ほら、脱いで。」



言った、けど…



確かにさっき言いましたけど……






お風呂は無理でしょ！！！



あたしは全力で拒否する。



すると、ユウの手があたしのブラウスのボタンにかかる。



「触るの禁止って言ってたけど……なんなら脱がしてやろっか？」


「っ?!……ぬ、脱がさなくていい…っ！！」


「えー」



必死にユウの手を掴んで止める。



だってお風呂に一緒に入るなんて…



いくら何でも無理だよ！



「奈央は俺に嘘つくんだ？」


「う、嘘じゃないけど…」


「けど？」


「さすがにお風呂は……」


「ねぇ、奈央？」


「な、なに…？」


「奈央に拒否権はないって知ってた？」


「……。」



ニッコリと微笑むその表情は、あたしに有無を言わせない。



「わかっ、た…」


「ん。いい子だね。」


「でもその前に…！！」