顔のない天使
深い森の花畑

明るい日差し、
柔らかいお日様、
暖かい草花。
楽しい小鳥達の歌声。

私は目を覚ます。

街から少し離れた小屋に私は一人。

小屋から出て食パンを片手に花畑に向かう。

"おはよう"

小鳥達にあげていく。

色んな声で鳴く小鳥達。
色鮮やかな羽根や、パタパタと飛び立てる翼。

私は羨ましくて、眺めるのが好きだった。

小鳥達は私にとまり、
ピヨピヨと話しかけるように
私を見つめている。

私は白い服を纏っている。
色鮮やかな小鳥達とは全然違う。

"綺麗ね、あなた達は"

私は毎日小鳥達とこうして
日々を過ごしていた。

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