顔のない天使

次は花々に水をあげる。

水をかけるとキラキラと光る花々。

様々な色や形をしていて、
小鳥達のように思えた。

"私にはどうして色がないのかな"

気付いたらこの小屋に居た。
少し歩けば街にたどり着く。
が、人々が私を見る目は
まるで気持ち悪いものをみるよう。
だから好きじゃなくて、
街から離れて、こうして深い深い森の中でひっそりと暮らしている。

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