キミと見た空
♪衝撃の転校生♪
放課後、わたしは担任の先生に呼び出されていた。
「高上、会長として頼みがあるんだが…」
そう。わたしはクラスの会長をやっている。
何かと先生のパシり使われているけど、とてもやりがいがある。
「なんでしょうか」
「実はだな、明日から転校生がくるんだ」
「学校案内ですか??」
「そうだ。男子なんだがやってはくれないか??」
「…分かりました。やります」
「じゃあお願いするな」
「はい」
ガラガラ……。
はぁ。また仕事か…。
転校生、女の子だったらもう少しやる気出るのに。
でも任された以上、一生懸命やらなきゃ。
ヤンキーとかじゃありませんように…。
―次の日―
朝、わたしは職員室にいた。
理由は…ネェ…。
例の転校生ですヨ!!
ガラガラ…。
「高上、待たせたな」
「おはようございます、先生」
「おはよう。紹介するよ。徳崎、入れ」
「はい、失礼します」