キミと見た空
ん??どっかで聞いたような…。

「えっ……」

「なんだ、高上知ってるのか?」

「…えっと、一応…」

「そうか。なら話は早い。家庭の都合で遅刻・早退は多くなると思うが、いろいろ教えてやってくれ」

「わ、分かりました。えっと…、お名前は…??」

「徳崎 香哉」

な、なんかそっけない…。

まぁ仕方ないか…。

「徳崎くん。クラス会長の高上彩です。分からないコトとかあったらいつでも言ってね!!出来る限り助けるから。これからよろしくね!!」

「おう。よろしくな、彩」

さりげなくわたしの名前を呼んだ…。

ナゼ…!?

何なの!!

わたし、どうなるの!?


はぁ…。

まさかアノ人が転校して来るなんて…。

かっこいいと思ってしまった人が同級生か…。

徳崎くん…だっけ。

この先どうなるのかな。



ガラガラ…。

教室に入った瞬間、しんとなった。

「お、おはよ…」

「彩。どこ行ってたの??」



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