懐中時計
-2-



「きりーつ、きをつけ、れい」

いつものように学校が始まった。

でも今日は少し違うのだ。

ポケットにあるものが入ってる。

今は女の先生の授業だった。

この先生は授業中、クラスの3分の2を

寝かせてしまうって有名なのであります。

ポケットから昨日貰った時計を出して見てみた。

蓋はきらきらしてきれい。

暗い所で光るかな。

と、いろいろ考えていた。

そして時計を少し前に出した瞬間、

「あっっ!」



後ろから声がした。

みんなが一斉にその人をバッと見た。

私も見た。

そしたら何でだろう、目が合った。


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