幸せになりたくて
出会いは私の遅刻。
ちょっと寝坊した私は
走って学校に向かう。
そしたら…学校の近くの木の下で寝てた人が居たんだ。
夏だからか第三ボタンまで開けてあって、道行く女の子に声かけられていた。
あーゆーの苦手だから
スルーしようとした。今思うと、スルーしないでよかった。
本当によかったよ。
よく見るとその人の傍にあるバッグは、うちの学校の生徒専用のバッグだった。
私はどうせならコイツと遅刻した方が怒られるのが半分になると思って、声をかけてみた。
「ねっ!!君遅刻するよ??」
「…はぁ??」
機嫌悪そうに起きたかと思ったら、また寝始めた。
「また寝るつもり??」
「るせーな。誰だよお前」
「私は愛内沙世。君は?」
「田上竜。」
たがみりゅう…。へぇ。
てか!!!!私年齢を聞かないで話してた。
先輩だったら失礼じゃん!
私は高1だから…
「あんたも高1?」
「うん…君も?」
「まぁね。じゃ行くか」
田上君はチャリにのった。
チャリとか聞いてないよ…やっぱり私は一人で遅刻かぁ。
「…のる?」
その一言と同時に風が吹いた。爽やかな夏の風。心地よかった。
「のるっ!!」
私はバッグをかごに入れて後ろにのった。
「よし、ってうわ!!」
自転車はよれよれと動いた。
「ちょ…大丈夫なの?」
「大丈夫。つかお前痩せなさい」
「うるさいっ!」
ちょっと寝坊した私は
走って学校に向かう。
そしたら…学校の近くの木の下で寝てた人が居たんだ。
夏だからか第三ボタンまで開けてあって、道行く女の子に声かけられていた。
あーゆーの苦手だから
スルーしようとした。今思うと、スルーしないでよかった。
本当によかったよ。
よく見るとその人の傍にあるバッグは、うちの学校の生徒専用のバッグだった。
私はどうせならコイツと遅刻した方が怒られるのが半分になると思って、声をかけてみた。
「ねっ!!君遅刻するよ??」
「…はぁ??」
機嫌悪そうに起きたかと思ったら、また寝始めた。
「また寝るつもり??」
「るせーな。誰だよお前」
「私は愛内沙世。君は?」
「田上竜。」
たがみりゅう…。へぇ。
てか!!!!私年齢を聞かないで話してた。
先輩だったら失礼じゃん!
私は高1だから…
「あんたも高1?」
「うん…君も?」
「まぁね。じゃ行くか」
田上君はチャリにのった。
チャリとか聞いてないよ…やっぱり私は一人で遅刻かぁ。
「…のる?」
その一言と同時に風が吹いた。爽やかな夏の風。心地よかった。
「のるっ!!」
私はバッグをかごに入れて後ろにのった。
「よし、ってうわ!!」
自転車はよれよれと動いた。
「ちょ…大丈夫なの?」
「大丈夫。つかお前痩せなさい」
「うるさいっ!」