幸せになりたくて
初対面なのに楽しくって、気づいたらたくさん笑ってて、知らない人と爆笑してて。
逆に田上君も笑ってた。心から笑うって、初めて知ったんだよね。
いつも心から笑っていたつもりだったけど、君と出会ってからたくさんの“本当”を知ることが出来たんだよ。
「なぁ、沙世ってよんでいいかー!?」
「いいよー!あたしも竜って呼ぶからねー!」
「おぅ!」
竜の外見は金髪やら茶髪やら混ざってて、ストレートの綺麗な髪だった。目が大きくて、まさにもてそうな感じだった。
学校へ着いて、竜に聞いてみた。
「竜さ、彼女いるの?」
「まあね」
―――ズキン…
彼女が居るくせに、沙世とか呼んだり、チャリにのっけたりしたの?
ちょっとだけ怒りと悲しみがおそってきた。
「彼女…誰?」
「バスケ部の神田桃子」
神田桃子って…あのマドンナじゃん。
かなう訳ないよ。
かなうって…なにが?
逆に田上君も笑ってた。心から笑うって、初めて知ったんだよね。
いつも心から笑っていたつもりだったけど、君と出会ってからたくさんの“本当”を知ることが出来たんだよ。
「なぁ、沙世ってよんでいいかー!?」
「いいよー!あたしも竜って呼ぶからねー!」
「おぅ!」
竜の外見は金髪やら茶髪やら混ざってて、ストレートの綺麗な髪だった。目が大きくて、まさにもてそうな感じだった。
学校へ着いて、竜に聞いてみた。
「竜さ、彼女いるの?」
「まあね」
―――ズキン…
彼女が居るくせに、沙世とか呼んだり、チャリにのっけたりしたの?
ちょっとだけ怒りと悲しみがおそってきた。
「彼女…誰?」
「バスケ部の神田桃子」
神田桃子って…あのマドンナじゃん。
かなう訳ないよ。
かなうって…なにが?