ひねくれ双子の険しい恋路


―――――
――




『はぁ、はぁ、はぁ…』



とりあえず、近くの資料室に飛び込んだ。



ゆっくり息を整えて…。



『はぁ……』



少し落ち着けた。



『……どうしよう』



なんかめちゃくちゃ言って逃げてきちゃった…。



『……』



今さらになって、自己嫌悪。



いつも一緒にいて、当然寮の部屋も同じで…。


絶対気まずいよ…。




~♪~♪~



『ん!?』


静かな部屋で携帯が鳴ったから、すこし驚いた。




【from:神谷美紗子】



文字が流れてきて、表示された。



『お姉ちゃん…?』






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