ひねくれ双子の険しい恋路
3.
―――――
―――
―
――ガタンゴトン…。
あたしは、黙って学校を出てきた時に乗った電車と同じ電車に乗ってる。
メール確認に、携帯を開く。
【07.03 Sun P.M8:45】
うん、新着メールもなし。
時間はあっという間にたって、もう日曜日。
家で夕飯を食べてから、家を出た。
“またいつでも帰っておいで”
お母さんは、そう言ってくれた。
みんな笑顔で送り出してくれて、少し離れがたい感じがした。
けど、あたしにはやらなきゃいけないことがある。
お姉ちゃんにいわれたように、ちゃんと自分の気持ちを整理する。
……さて、これを降りればあとバス1本。
日付が変わる前には着けるかな。
寮に着いたら、荷物片付けて少し寝て、早く起きて学校行こう。