V O I C E
真夜中のラジオ
「え-、次のハガキはまあみんさんからの質問ね。ナオト読みな」


弘樹の冷静な進行で進められる、doorsプレゼンツの深夜ラジオ番組。

仕事帰りのすずは、ス-ツのままソファに寝転び、ラジオから流れる4人の声に耳を澄ませた。


「ハイハイ。え-と、"私はdoorsの大ファンです!毎週ラジオを楽しみに夜中まで起きてます" おお-!ありがとまあみんさん!だけど夜更かしは禁物だよ!あ、そんで質問ね。"doorsの皆さんはツイッタ-してますか?" お、またツイッタ-ネタ出ましたねぇ!」

「・・・最後に"ナオトくん以外の3人に尋ねました(笑)"って書いてあるよ」

「秀治、俺そこわざと読むの避けたんだけど・・・」

「実際ナオトは呟きすぎだよな」

「え、見てんの?始めよ-よみんな!ねぇ?リスナ-の人達はそれを期待してるんだよ、俺より需要あるよ絶対?秀治のゆるすぎる呟きとかさぁ、弘樹のドS発言、あと東馬の独特の言葉とかね」


直人の言葉にくすくすと笑いながら、すずは共感する。ラジオの音量を上げて、パソコンを立ち上げた。そしてすずの日課、ツイッタ-を開けば・・・



maamin:ラジオ!私のハガキ!読まれたああああああああああ!!!!!

xsuux:まあみんちゃん-!おめ!!!(*´∀`*) RT @junjun:おめ! RT @maamin:ラジオ!私のハガキ!読まれたああああああああああ!!!!!



歓喜に沸くフォロワ-達のツイ-トを見たすずは、仕事の疲れを忘れてその呟きに参加する。

< 3 / 7 >

この作品をシェア

pagetop