何でも言うこと聞くイケメン、欲しくありません?
「ま、まあ、悪気があってやったわけじゃないし」
「では、俺は毎日、咲を温めます。お望みとあらば、最高級の淫夢だって」
「訂正、悪気なくてもやるんじゃねえ。――だいたいなんなんだ、このファンタジーは?黒魔術って簡単に成功するもんなの」
「しないわよぅ。恐らく、私の考えではぁ、咲ちゃんにはきっと魔力があるんだわ。うん、私の見立てた通り。淫夢を呼び出すほどですもの、相当男に飢えていたのね」
「殴っていいか、Fカップ」
にしても、どうすんだこれ。と、後ろで正座している野郎を見る。
見られた奴は何故か笑顔。
「咲、何かご命令を」
うきうき顔で言われちまった。