**チャット彼氏**
そしてついに明日が完全引越しの日に。
実家からは電車で3駅ほど。
だからよっぽどのことがない限り
こっちには帰ってこない…。
ずいぶんさっぱりしたなー
なんて思いながら
ベットや机など
必要最低限のものしかなくなった
部屋を見回していると
チャイムが鳴った
「はいー?」
『○×郵便ですが 天野佑佳さんいらっしゃいますか』
郵便か…。
あたし宛に何だろう…
そう思いながら印鑑を手に玄関へ。