私の大事な旦那様~秘密のフィアンセ☆続・番外編~
「何でですか!?」
晴彦は、かなり驚いた顔で私を見る。
「だって、佑斗はきっと来るもん。そんなのダメ。産まれてからにして…」
「何言ってるんですか!!」
晴彦は、まるでたしなめるように、私に言った。
「お願い…」
懇願する様に、私は晴彦を見つめる。
「…。分かりました」
渋々頷いた晴彦は、
「その代わり、オレが立ち会いますから!」
そう息まくと、私の荷物を取りに家へ戻ると言って、部屋を出て行った。