私の大事な旦那様~秘密のフィアンセ☆続・番外編~



「そうですよね」


こんな会話も、陣痛が引く瞬間にしか出来ない。

後はただ、痛みに耐えて唸るだけ。


それにしても晴彦は、まだ戻らないのかなぁ。


着替えを取りに戻っただけなのに…。


佑斗がいない間、私はすっかり晴彦に頼る癖がついてしまっていた。


と、その時、部屋のドアが開く音が聞こえた。


「あっ、旦那さん来てくれましたよ」




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