私の大事な旦那様~秘密のフィアンセ☆続・番外編~
「ねえ、由奈。やっぱり、佑斗さんて素敵だね」
勇人は佑斗に任せて、愛美のお茶出しの手伝いに、台所へやって来た。
「うん…。どことなく、大人になったよね」
昔は、ただの俺様だと思ってたけど。
すると、愛美は少し笑って言った。
「昔から大人じゃない。佑斗さんて」
「大人?」
愛美は頷くと、ティーポットにお湯を注いだ。
愛美らしい、淡いピンクの小花模様のポット。
この辺が、私とは違う所なんだよね。