私の大事な旦那様~秘密のフィアンセ☆続・番外編~
私の大事な旦那様
「じゃあな~佑斗ぉ!また来いよ~!」
「”佑斗さん”だろ?」
竜二に頭を軽く叩かれ、竜一くんは頬を膨らませた。
「ハハハ。また来るよ。竜一」
「じゃあね、竜一くんバイバイ」
「由奈姉ちゃんバイバイ」
小さい手を振る姿が、車のバックミラー越しにいつまでも見えた。
「勇人、寝ちゃったね」
チャイルドシートの勇人は、疲れたのかスヤスヤと寝息を立てている。