私の大事な旦那様~秘密のフィアンセ☆続・番外編~



「ったく!何なんだよ、あいつは」


佑斗は軽くため息をつきながら、ゆっくりと私から離れた。


「何か急用なんじゃないの?」


晴彦があんな大声で呼ぶ時は、きまって何かあった時。


「あ~あ。今度は何があったんだよ」


うんざりした顔で、佑斗は私の手を取ると、ゆっくりと歩き出した。


「仕方ねえから、戻るか」




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