Kiss
ウトウトしているとケイタからのメール着信音で起こされた
《かなり順調です遅くても14時前には現場を出れます》
時計を見ると12時半だった…
「ゆっくりでも準備しなきゃ間に合わないかも…」
軽くシャワーを浴び、化粧だけ落とす
リビングの床に座りボディクリームを塗りながらキャリーバックを確認する
「何でこんなに一杯なの?全部入るのかな…」
とにかくアタシは荷物が多い
服に合わせるためヒールも二足以上必要だ
しかも今回はジョエルロブションでのディナーを控えている
クローゼットからこっそり黒のミニドレスを持ってきた
「絶対ムリ…」