Kiss
その時はケイタの上手さに酔ってしまい気付かなかったが、ケイタはラブソングばかり歌っていた
愛してるだとかそんな内容のモノばかりだった
アタシはカラオケが苦手で、なかなか歌える曲も見つからずケイタの歌をただただ聴いていた
『リホちゃんも何か歌ってよ』
「ケイタくん上手ね
聞き惚れちゃった(笑)
アタシは下手くそだから遠慮しとく」
『そんな事ないよ』
恥ずかしそうに笑うケイタ
その後ケイタに負け何曲か訳の分からない外人の歌を唄うアタシ
『リホちゃん英語喋れるんだね』
「喋れるって程じゃないよ…旅行に行って困らない程度ね」
そんな会話をしながらも飽きてきたアタシ達は時間前に部屋を出て、また夜の街を歩き始めた