Kiss

『俺ってそんなに信用ない?俺、奥手だよ』

「自分で奥手って言う人初めて見た(笑)」

『マジで(笑)ホントに何もしないから、朝まで一緒に寝よう』

「じゃあアタシは帰る」

『リホちゃんも頑固だねぇ』

「ケイタくんの家族やリホの旦那様に悪いもの…リホ、ケイタくんとは絶対Hしないから」

『リホちゃんと一緒にいれるなら、一生Hしなくても大丈夫だよ
でも抱き締めたい』

「今日は絶対ダメよ
リホ、眠たくなっちゃったから帰る」

『えっ?帰るの?朝まで一緒に居てよ』

「ケイタくんも眠たいでしょ?リホも眠たいからオウチのベッドでゆっくり寝たい」

『…リホちゃんっぽいね(笑)』

「ケイタくんに好きって気持ち伝えられたからスッキリした(笑)」

『こっちはスッキリしないんだけど(笑)』

「エレベーターまで送って」

『ホントに帰るんだ…』

と呆れながら立ち上がるケイタ

「あっそうだ!
明日リホが責任持ってケイタくん起こすからね」

『ホントに?モーニングコール嬉しい…って俺達携帯番号知らなくない?』

「…そうかも」

二人で笑いながら番号を交換した


「じゃあ明日って言っても2時間ないね…ちゃんとお電話するからね」

『だから泊まれば良いのに…』

「お電話するから」

渋々部屋から出るケイタとアタシ





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