Kiss
お風呂を済ませ、リビングのソファーで雑誌を読んでいるとケイタから着いたとメールがあった
アタシは自宅で携帯を手にしてメールをしていても、怪しまれる事はない
でもケイタは違った…
自宅では携帯を手にすることはないらしく、メールを出来るのは外へタバコを吸いに行くときと、奥さんが寝てからだ
アタシ達の夜のメールは22時を過ぎてからが多かった
ケイタからのメールが頻繁に来るということは、ケイタが独りになったということ
しかしメールが来ない時間は奥さんと一緒にいると言うことになる
アタシは嫉妬で押し潰されそうだった…
ケイタも言った
『メールをしていても直ぐ近くにだんなさんが居るのかと想像すると、おかしくなりそうだよ…』