センセイと私の不可思議恋愛





「そういえば、青山先生ってまだ独身なん?」




黒岩のその質問に、私達に緊張が走る。




「ええ。まぁ。そうですね」



「まじで?モテるやろうに」




なんか嫌な話題になってきた。





だって。




誰が見ても、青山に彼女おるって思う。




あんなに完璧で、彼女おらんかったら、逆になんか怖い。




聞きたくないよ。



青山の彼女の話なんか。






「黒岩先生はどうなんですか?」




「俺ぇ?まだ結婚してへんけど、そのうちすると思うで。若い嫁はんもらう予定やねん」





ちょ、ちょっとぉぉぉ!!



まじで言ってんの?




黒岩ぁぁぁぁ。



嬉しいけどぉ!!


照れる!!





「萌ちゃんのことやん!!」




姫華ちゃんは顔を真っ赤にして、興奮して私を叩く。



色白の姫華ちゃんはすぐに顔が赤くなって、それがめっちゃかわいいねん。





「黒岩先生、大胆発言やな」



瑠美は、ニヤニヤしながら、私をつつく。






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