センセイと私の不可思議恋愛
「聞いてる?」
『別に萌ちゃんの為とかちゃうし。気にせんといて』
「でも、めっちゃ嬉しかった。ありがとう。なんかどうしても会ってお礼言いたくて・・・・・・でも、遅いから今日は無理やんな」
『え?会いたいん?』
おお、テンションちょっと上がったで。
この調子や。
「うん。会いたい」
と、柄にもなくちょっと甘えてみる。
『俺に会いたいん?なんなん?萌ちゃん、俺に抱きしめて欲しいん?』
いつもの黒岩に戻って来た。
「無理やんな?」
『お母さんがええって言うなら、今から行くけど、遅いから怒られるんちゃうか?』
「絶対大丈夫!!瑠美ともよく夜会ってるし!!」
『じゃあ、ちょっとだけやけど・・・・・・行くわ。しゃーないなぁ』
しゃーないなぁと言いながら、めっちゃ嬉しそうな声してた黒岩が、めちゃめちゃ好き。
最初は不機嫌っぽかったけど、どうしたんかな?
話し合いで、何かあったんかな?