センセイと私の不可思議恋愛
「かっこいいねぇ~」
私は隣に座る美少女にもう一度声をかけた。
「うん」
美少女の瞳は、ピンク色に染まってた。
はい、落ちたぁ~!
今、この瞬間にこの体育館にいる何人の女子が恋に落ちたんやろう。
まぁ、私は・・・・・・
変人やけども、黒岩っていう未来の彼氏がおるわけで。
でもでもでも、ときめかへんって言うたら嘘になる。
そのくらい、かっこいい~!!
振り向くかな?と瑠美を見ていると、やっぱり振り向いた。
その顔も、もうすっかり青山颯にホレちゃってる感じ。
ライバル多いでぇ~、瑠美。
でも、応援するで。
瑠美がおってくれたから、黒岩と両思いになれたんやと思う。
今度は、瑠美の恋を応援する。
と、決意したところやったのに・・・・・・
「好きになりそう」
ポツリとつぶやいた隣の美少女の恋も応援したくなる。