センセイと私の不可思議恋愛
「ほんまにありがとうな。あんな風にうちらのこと考えてくれてたなんて。教師として、ほんまに黒岩のこと好きやなって思った」
「・・・・・・教師として?」
何かお気に召しませんでしたか?
また不機嫌な顔。
「いやいや。もちろん、普通に好きやで。でも、教師としての黒岩も改めて好きやなって意味」
「ふ~ん」
「なぁなぁ!いつもみたいに戻ってよ」
黒岩の腕を掴んでみる。
黒岩がいつも積極的やから私は何もできんけど、そっけなくされると意外に積極的になれる。
「何やねん!なつくなや!」
腕を振りほどかれた。
・・・・・・しくしく。
でも、結構かっこいいかも。