センセイと私の不可思議恋愛




「そんなに大事な娘やから・・・・・・」



ぐすん、とわざとらしく鼻をすする。





いよいよ本題か?!






ドキドキ。








「辛い恋愛はさせたくないねん。わかるやろ?」




うん。


わかる。



そりゃそうやと思う。





「わかる。でも、もし辛くない恋やったら?」



「そんなんありえへん。教師なんかうそつきやし、本気になったらあかん」





こりゃ、相当辛い経験したな、お母さん。




「卒業したらええと思う?」



「卒業?それまでずっと好きでおっても捨てられんねん」




おぉ、お母さんは捨てられたんかぁ。


かわいそうに。




「中学の先生とかならOKなんやろ?」



と、軽~く聞いてみる。





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