センセイと私の不可思議恋愛




学校に着くとすぐに校内放送で呼び出された。



「恥ずかしいわぁ~」


「全校生徒に聞こえたんやろ?」


「うちら、有名人や~」




私と瑠美と姫華ちゃんは、廊下を走る。





「失礼しまぁす」



期待と不安が入り混じる中、職員室の扉を開けた。




「お、待っとったで」



私達に手を振ってくれたのは、我らがアイドル!!


青山颯!!



「青山先生!!何の話やろ?嬉しい話かなぁ?」



3人が駆け寄ると、青山の隣に緑川も現れた。



「おはようさん。朝から元気やな」



赤面する瑠美と姫華ちゃん。




代表して私がお礼を言おう。



「青山先生、緑川先生、ほんまにありがとうございます。先生達が味方になってくれたからめっちゃ心強かったです」



「いやいや。俺達は何もしてへん。結果はどうであれ、努力するってことが大事やから」



黒岩のようなセリフを言って、青山先生は私達3人の背中を押して、教頭の前へ・・・・・・




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