センセイと私の不可思議恋愛




「お、おはようございます!教頭先生」



爽やかに挨拶してみた。




「はい。おはよう。朝から呼び出したのは、サッカー部の件です」




わかっとるっちゅうねん。


他に何もないやん。




「あれから何度か会議をしたんですが・・・・・・前向きに検討しようということになりました。まだ決定ではないが、女子サッカー部として活動を許可します。お試し期間ということで・・・・・・来月、正式に決定します」



教頭!!!


やるやん!




「まぁあれだけ、君たちの味方になる先生がいるっていうのはありがたいことですよ。黒岩先生にも感謝しなさい。詳しいことは、放課後に話しますので、校長室に来なさい」




「はい!!!!!!ありがとうございます!!」


「教頭先生大好きです!!」


「この高校に来て良かったです!!」




やった!やった!!


扉が開いたで。




女子サッカー部、とりあえず・・・・・・



作れた!!!!!





黒岩に早く報告したい!


今なら、素直になれそうや。




黒岩がおったから、私はこんな私になれたんや。


前向きで、やる気満々な私にしてくれたのは、黒岩やで~って


黒岩の胸に飛び込みたい気分。




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