センセイと私の不可思議恋愛




放課後の校長室に集まったのは、五十嵐先輩と青山と緑川。




「おめでとう!!無事にサッカー部できそうやん」



美人な五十嵐先輩が、私達を抱きしめてくれた。




「先輩のおかげです!相談乗ってくれてありがとうございました」



「何かあったらいつでも言いにおいで。目立つことをすると、嫌がらせする子もおるからな。負けんと頑張りな」




青春ドラマみたいに熱く語り合う私達4人を見つめていた青山と緑川。




「いいですね~!若いって」


「そうですね。青春ですね」




今から青山も緑川もこの暑苦しいけどめっちゃ楽しい青春ごっこの仲間入りやでぇ~!




「顧問はまだOK出てへんねん、俺」



青山は残念そうにそう言った。



「でも、気持ち的には顧問やから。俺が顧問になるまでは緑川先生が顧問を引き受けてくれたから、しばらくは男子サッカー部と合同に練習やな」



男子サッカー部と合同かぁ・・・・・・


これまた部員が集まりそうやな。



うちのサッカー部は、私はようわからんけど、イケメンが多いらしいし。




「黒岩先生にも協力お願いしたから」



へ?


緑川はサラっとすごい発言をした。



「どういうことどすか?」



びっくりして、変なしゃべり方になる・



「ここは中学にも近いから、中学のサッカー部との合同練習もしようかと思って。うちの高校のサッカー部はちょっとレベル高いから、女子が一緒に練習するのはキツイやろう。黒岩先生は、サッカーだけじゃなくて尊敬できる先生やから、いい経験になる」



大声で喜ぶ瑠美と姫華ちゃん。


私は、呆然と・・・・・・


でも、心の中はウッキウキやった。




黒岩とサッカー・・・・・・


まじで??




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