センセイと私の不可思議恋愛
こうして、私達の
“女子サッカー部設立計画”は、一歩進んだ。
思いもよらぬプレゼント付きで。
「萌美!!ちょっとどうする!!黒岩先生にサッカー教えてもらうんやで!」
超興奮した瑠美。
私も興奮してるけど、必死に平常心を保ちつつ・・・・・・
「あ、うん。せやな。どうしよう」
と答える。
「すごくない??萌ちゃん、やったやん!うちら3人の好きな人が3人ともサッカー部にかかわってくれるなんて。嘘みたいや~」
頬を赤らめた姫華ちゃんは、私の背中をバッシバシ叩く。
かわいい顔して、力は強い。
これならサッカーもうまくなるやろう。
「すごい展開やな。まじで」
冷静にそう言った私に瑠美がパンチ!
「何、落ち着いてんねん!!萌美と黒岩先生、部活内恋愛やん。うきゃ~!!」
おかしなテンションになった瑠美は、姫華ちゃんと手を繋ぎ、
輪になって踊り出す。
「もうっ!!変な踊りしいなよ!」
と言いつつも、私も嬉しくなって・・・・・・
3人で謎の踊りを踊りながら、サッカー部への想いを歌う。
“サッカーさいこぉ~ 今の時代は女子サッカ~♪”
“イケメン3人と恋の玉蹴り~♪”
“ルルルル~♪ドリブルドリブルルルルル~”