センセイと私の不可思議恋愛



その日の夜のこと。



黒岩に電話した。





「黒岩ぁ!!うちらにサッカー教えてくれるん?」


『あ、そのこと?俺は最初断ったんやけど・・・・・・どうしてもって言うから』




とテンションの低い声で言う。



「なんで?うちらに教えるん、嫌??迷惑?」


私達的には超大歓迎やのに!!



『だって・・・・・・もう萌ちゃんのこと、生徒として見る自信ないねん』





ドッキューーーーン!



いやん。


黒岩ったら。




めっちゃ胸キュンしちゃったやん!!





「そ、そうなん?」



『だって、今さら小阪って呼ぶのも無理やし、男子が萌ちゃんにしゃべりかけたりしたらムカつくし』




やっぱりかわいい。


黒岩、かわいすぎるわぁ。




「男子って中学生やん」


『サッカー部の男子は中学生でもかっこええのおるし。年上の女とか憧れたりするかもしらんやろ?』



いやいや、その心配はない。


みんなが狙うのは、確実に・・・・・・



姫華ちゃんやから!!


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