センセイと私の不可思議恋愛
「このままじゃ練習なんかできひんやん。どうしたらええんやろ」
私が頭を抱えていると・・・・・・
「まあ、誰も集まらんよりはマシやろ。人気が出た方がやりがいもあるやろう」
と、爽やか青山颯が、私の肩をポンポンと叩いた。
「青山せんせぇえぇ~、助けてくださいよ」
瑠美が泣きつくと
「俺目当ての子は、厳しい練習には耐えられへんと思うねん。だから、最初の数日は厳しい練習にしてって緑川先生に頼んでおいた。はははは」
と裏の青山をチラリと見せる。
「厳しくって、どんなんですか?運動場30周走るとか無理です!!」
きゃわいい声で姫華ちゃんはそう言った。
ニヤリ。
裏青山、姫華ちゃんの頭に手を乗せて・・・・・・
「姫華、大丈夫や。倒れたら俺が看病したるから」
と、超超甘い声を出す。
案の定、姫華ちゃんはドキドキしすぎてその場にペシャンと座り込む。