センセイと私の不可思議恋愛
一人ずつの自己紹介が終わって、明日からの持ち物の連絡を黒板に書く。
軽く自己紹介を聞いただけやけど、気になる男子はゼロ。
は~、良かった。
別に黒岩は彼氏じゃないんやし、他に気になる子ができてもええねんけどさ。
やっぱり、黒岩が悲しむ顔は見たくない。
てか、悲しむんかぁ?
アイツ。
「うちのクラス、かっこええ子多かったな」
「嘘や!!」
「萌、頭ん中黒岩だらけで、他の人見えてないんちゃうか?めっちゃかっこええ子おったのに」
「たいしておらんかったやん」
そんな会話をしながら、帰り支度をして、教室から出る。